2023年9月2日1:00の雑記 | 耳を両手で塞ぎ、頭を抱え込んで泣く息子

2023年9月2日1:00の雑記 | 耳を両手で塞ぎ、頭を抱え込んで泣く息子

耳を両手でふさぎ、頭を抱え込んで泣く息子

よく言えば「教育熱心」、悪く言えば「毒親」。

昨晩就寝前、リビングに息子と妻。僕はベッドでスマホで仕事をしていました。
そろそろ布団にくるかな?と思っていたら、何やらリビングでは妻が息子を叱っている様子。
いつもの風景ではあるけど、
寝室に駆け込んできた息子はベッドに入るやいなや、

耳を両手で塞ぎ、うつ伏せに丸くなって泣いていました。

それに続いて妻が布団に入ってきました。

すると、

「なんで毎日同じことで怒られてるの?」

「なんでできないの?なんでわからないの?」

と延々と息子を否定する言葉を並び立てる。

さすがに僕も

「言い過ぎだよ。」

と一言さとすと、余計イライラしたようで、
背中を向けてムスッと向こうを向いてしまいました。

僕はため息が出てしまいましたが、
息子を抱っこしておふざけをして笑わせながら歯磨きへ。

以後、妻にも特に何も伝えずに就寝しました。

ガス抜きができたと思っていたが

昨晩の事件前。

月曜日〜木曜日まで、ちょっと僕自身が仕事の疲れを癒す意味で
僕の実家に息子と帰っていました。

幼稚園の息子。
ちょうど夏休み最後の思い出にもなりました。
じーじ、ばーばとめちゃくちゃ遊びまくった3泊4日。

その間、妻は自宅で一人で過ごしていました。
基本的に朝はパート、10時頃に帰ってきて、
あとはメルカリでちょくちょく稼いでいる様子。
(とはいえ、仕入れ分でまだ赤字らしい)

帰ってきて冷蔵庫を見たら
普段家にないような食材もあり、ゆったり過ごせたのかなーなんて思います。

妻のガス抜きも兼ねての実家帰省だったんですが、
たった1日、ほんの一瞬でガスは満タンになってしまったようです。

言葉の強さ/鋭さはその時自覚できない

妻の言葉の強さは以前から話して伝えています。

「その一言が不要だし、それが(悪い意味で)刺さるよ。」

「言う前にちょっと考えてみるのはできる?」

息子が生まれる以前から。
僕が身をもって、妻の言葉を受けてきました。

いざ息子が生まれ、成長して、言葉が増えてきて

僕たちが放つ言葉が、息子が放つ言葉になる

ということも話しました。

日頃から使う言葉はめちゃくちゃ気を遣っているものの、
咄嗟に出てしまう言葉、
余裕がない時に出てしまう言葉を抑えるのは難しいですよね。

もちろん僕も難しいと感じています。

でも放ってしまった言葉の強さ/鋭さを自分で理解できるのは、
放った瞬間ではなくて、放った後。

その時にはもう息子や相手に届いてしまっているんです。

無自覚に放ってしまった言葉が相手に刺さっているその姿を見て、
自分がトゲの言葉を放ってしまったことを知るんです。

「ダメ」で終わらないように

あれもだめ、これもだめ

小さいうちはいろんなことを日々の生活から学ばないといけません。
いろんな危険があるから、
それを教えるのが親の役目。

ただ、

親「(危ないから)あれはダメ、(人に迷惑をかけるから)これもだめ」

は子供にとってはただただ「ダメ」と言われているように感じるもの。
親としてはちゃんと理由は説明していても、
子供にはまだ十分な理解、想像は難しいものです。

こればかりはしょうがないことだけど、
結果的に親がただただ子供の自由を奪っている構図になってしまうんです。

でもそこにも伝え方ってあるはず。

妻の昔からの言葉の強さ/鋭さは、一人で生きる逞しさでもあります。
自分を自分で守るという点、そこには遺憾無く強さを発揮します。

ただ、その強さだけでは単に子供の自由を奪っているだけで、

あれはこういう危険があって、痛い思いをしてほしくないからやめとこうね。
これはこういうことが起きて、(2階の住む)おじちゃんが困っちゃうからやめてあげようね。
でもこれは楽しいからやっても大丈夫だから、思いっきりやっていいよ。

と、

  • 自分がどうなるか、パパママがどうなるかを含めた想像をさせての「ダメ」
  • これをするとどういうことが起きて、誰が困るか(実際に自分の顔で表現)を示しての「ダメ」
  • 「ダメ」で終わらず、「いいよ」で終わる

ってことを意識するだけで、
窮屈な思いをさせずに済むんじゃないかな。

妻も決して息子が両手を耳で塞いで、頭を抱えて泣く姿を見たいわけでじゃない。
止まらなくなってしまった自分の言葉に
戸惑っているのかもしれない。

でもその言葉を放つ前に、
一旦止まる必要はありました。

言葉、伝え方も勉強が必要

僕はこのブログ以外にももう1つブログを運営しています。
そして本業でも、人に何かを伝えるというシーンが多々あります。

これらを通して学んだのが、

言葉、そして伝え方は勉強が必要であるということ。

言葉は刃物で、武器で、
余裕がなかったり、感情的になってしまうと自動的に弾を打ってしまう危険なもの。

自分が気付いた時には相手に刺さっていて、
放つ瞬間は自覚できない。

自覚していたとしても、制御できない時も多々ある。

でも言葉は、ぬくもりで、優しさで、
余裕がなくても、感情的になっても、意識すれば相手を包み込むこともできる。

無自覚に放った言葉が相手を癒すこともありますよね。

その制御ができるか否か。

それは勉強で、練習することで改善できることです。

相手がどうなるかの想像。

自分が放とうとしている言葉の理解。
その言葉は相手に刺さるものですか?
相手を癒すものですか?

銃口は誰もいない空に向けて放てばいいんです。
撃つなとは言わないよ。

本を読もう。
違うどこかに言葉を吐き出そう。
手書きでも、デジタルでも。

相手に刺さる前に。
口から放つ前に。

小さな息子が両耳を塞いで、頭を抱えて泣く。
そんなことを起こさないように。

ライター紹介 Writer introduction

たきさん

たきさん 男性

フリーランス14年目。フリーとしての毎日の学び、特に稼ぎ方の情報を発信します。 大学卒業後に大手不動産会社に就職→最短記録で自主退社。フリーで14年、妻と5歳の子と暮らしています。 常に挑戦を求められる本業、相性も良いブログに挑戦中。 ゆるゆる更新ですがお付き合いください。

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